NHK を解約した時の話

今回の選挙で「NHKから国民を守る党」が比例代表の1議席を確保したみたいですね。そんなニュースをぼんやり眺めていた時「そういえば 4年前(2015年)に NHK 解約したっけなぁ…」なんて事を思い出したわけです。

NHK の問題は頻繁に話題になります。それだけ不満を持っている人が多く、多方面でトラブルを起こしている理由でもあると思います。

以前引っ越しをする時受信機を処分した関係で NHK を解約しました。今回は当時の事を思い出しながらメモしようと思います。

NHK の公式サイトには解約案内のページは無い

調べてみると分かりますが、NHK の公式サイトには「解約」を案内するページは存在しません。

ただ「NHK受信料の窓口」というページはありますので、そのページの「受信料に関するお問い合わせ(0570-077-077)」に問い合わせをしました。

事情を話すと、解約のための書類で手続きをする必要があるとの事なので、早速送付してもらう事に。

数日後、送られて来た書類に必要項目を記入し返送。具体的な記載内容まではハッキリとは覚えていませんが「受信機の処分方法」の覧があったのは印象に残っています。ちなみに自分は既にテレビは持っていなかったので、Blu-rayチューナーをオークションで処分した事を記載しました。

解約ページが無い事についての NHK 側の反応

電話口で

「解約の連絡、最初何処にすれば良いか分からなかったっすよー」

的な事を軽く伝えた所

「ああ…そうですよねぇー(苦笑)」

と NHK の電話受付の人も申し訳なさそうに苦笑いしていました。ぶっちゃけ NHK の人も思う所があるんでしょうね。

ワンセグ受信機の有無の確認

最近、スマホのワンセグも受信料支払い義務があると裁判で判例が出たとニュースが出ましたが、4年前の 2015年の解約時もワンセグの確認はされました。

恐らくここで「持っている」と言ってしまった場合、恐らく解約届用の書類は送付してくれなかったと思います。(いや、実際持ってないですけどね)

恐らくほぼ 100% の確率で確認されると思うのでキッチリと伝えましょう。

きちんと手続きを踏めば問題なく解約出来る

NHK も鬼では無いという事でしょう。きちんと手順を踏めば問題無く解約出来ました。敷居が高く感じるかもしれませんが、特に怖がる事はありません。

思えば契約時のトラブルはよく聞きますが、解約時のトラブルというのは聞いた事がありません。(ホテルの支払い額のトラブルなどは別として)

  • 契約時:NHKの下請け企業との取引
  • 解約時:NHKと直接取引

このように、契約時と解約時では違いがあります。下請け企業も沢山契約を取れば報酬も違うでしょうから、人によってはかなり強引な契約を迫る人も居るのでしょう。

下請け企業はかなり適当な仕事をしています。

自分は以前、兄弟と同じ賃貸に住んでいた事があるのですが、NHK と契約している事を知らなかった弟が訪問員と契約してしまい、一時期二重契約になってしまった事があります。

来訪しての確認は無し

「来訪しての確認はありますか?」

と確認したところ

「ありません」

との事で、実際ありませんでした。

しかし、これは自分は無かったというだけで、ネット上には来訪して確認されたという類の記事も確認出来ます。

一応来訪された時の事も考慮して準備しておくと良いでしょう。

引っ越し先で NHK がやって来た

NHK を解約したのは引越も大きな切っ掛けででした。

NHK によると引っ越し先にも情報は共有されるので「引越後に再契約のための訪問員は来ない。しかし共有化が遅れると来るかも知れない」という案内をされました。

で、引越の半年後に訪問員が来ました(笑) 半年経っても共有出来てないんか? と思いましたが「契約していない家の訪問をさせてもらってますー」との事だったので、そんな情報おかまいなしで総当たりをしているのだと思います。

「過去に契約していましたが、先日解約しました。調べてもらえれば分かると思います。」

と伝えたところ、その後訪問員が来る事は無くなりました。

50年間の NHK の受信料総額は 756,000円

NHKの受信料の窓口によると、2019年時点の受信料は以下のようになります。

NHKの受信料窓口より

地上契約の口座振替だと、2ヶ月払いで 2,520円。年間払いで 13,990円。衛星契約も含めると2ヶ月払いで 4,460円。年払いで 24,770円となり支払金額はとても大きい金額である事がよく分かります。

仮に18歳で1人暮らしを始めた際 NHK と契約したとして、その後 68歳まで 2ヶ月払いで 50年間契約を続けたとすると支払総額は「756,000円」となります。衛星契約まで含めると「1,338,000円」。凄い金額ですね。

男性の均寿命である 81歳までで計算すると、それぞれ「952,560円」「1,685,880円」となります。

最近はテレビが無くても全く困らない時代となりました。テレビ大好き!という人なら別ですが、情報料としてこの額が適切であるか、テレビを買う前によく考えるべきでしょう。

ワンセグやカーナビに対しての契約は?

以前はラジオにも NHK 受信料が発生していましたが、今は契約対象にはなっていません。ワンセグやカーナビも設置方法は似たような物だと思うのですが、NHK 側の見解としては契約の対象として考えているようです。

そもそもカーナビはナビをするもので、スマホはAndroid機に搭載されているアプリを使うためのものです。それぞれ前提として「テレビ」を観る物ではありません。

もし本当に NHK との契約義務が発生するのであれば、版売店側にもその説明義務が発生する事になるのですが、今のところそのような話は聞いた事もありません。

これらの物に契約義務が発生するとは、個人的に到底思えないのですが、解約したいという事であれば所持しないという選択肢しか無いのが辛い所ですね。

現状の NHK 受信料というのは多くの人にとって目の前にいきなりラーメンを出されて「ラーメンが食える状態だな? ならラーメンの代金払え!」と言われているような物だと思っています。

まとめ

受信機を持っていなければ解約出来ます。特に怖がる事はありません。

肝心なのは「受信機が無い状態にある」という1点につきます。


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