確定拠出年金(iDeCo)は国民年金基金連合会が定める枠内で拠出する事が可能な年金制度です。
フリーランスの場合「確定拠出年金」と「国民年金基金」合計で 68,000円という上限が儲けられており、私は国民年金基金に上限まで賭けている状態でした。
そうなると、国民年金基金の掛金を減らさなければいけません。
今回は、その手続きに案外時間がかかってしまった件についてメモしておこうと思います。
大まかな手順
- 国民年金基金の掛金を最低まで下げる(一口目のみにする)
- 下がった年会費発生のタイミングまで待つ
- SBI証券に確定拠出年金(iDeCo)の申し込みをする
- 運用開始
私の場合、上記の流れで手続きをしました。
ただ、この手続きに半年ほどかかってしまったのです。
私の場合、国民年金基金は4月~翌年3月までの年払いにしており、その引き落としは毎年6月でした。国民年金基金の掛金引き下げの手続きは 2月頃に行ったのですが、掛金が引き落とされるまで待ったので、それだけでかなりの時間的ロスが発生してしまいました。
7月に SBI 証券に確定拠出年金口座を開設するための書類を送り、実際に運用が開始されたのは 10月となったのです。
ですので 4月~9月という半年間はまともに拠出する事が出来ませんでした。
4月の段階で口座開設出来るか確認するべきだった
3月までの年払いのため、もしかしたら 4月の段階で確定拠出年金口座の開設手続きは出来たのかもしれません。
要は、上記した 2のタイミングを待つ必要は無かったのではないか?という事です。
これは自分が今になって気が付いた事で、もう少しきちんと考えるべきだったと思います。
これから似たような環境の方が手続きする時は、少しでも空白期間を無くすために確認を取るのが良いかと思います。
国民年金基金と確定拠出年金の違い
国民年金基金
- 「確定給付年金」であり、給付額が約束された年金
- 終身型が選べる
- 年利は約1.5%
終身型を選べば国民年金と全く同じ感覚と言えます。全くの投資初心者の場合、国民年金基金の方が分かりやすいと感じるでしょう。
確定拠出年金
- 名前の通り拠出額(掛金)が確定された年金
- 年利は運用内容によって異なる
- 運用指示(投資)を自分でする必要がある
私がこの制度を知ったとき、内容をよく理解出来ませんでした。正確に言えば理解しようとしませんでした。
当時は投資に対して全く知識が無く、近寄りがたいイメージがあったので調べようとも思いませんでした。
しかし、今ではきちんと勉強して確定拠出年金に入っておくべきだったと後悔しています。
国民年金基金の年利は約 1.5% ですが、確定拠出年金で投資信託を運用した場合、長期で見れば年利 4~6% に落ち着く可能性が高いのです。
「なんだ…3% 程度の違いか」
と思われるかもしれませんが、複利で運用されるため金額にするともの凄い差になって現れます。
年利1.5%と 4.5% の違い
毎月の掛金を 2万円で 30年間運用したと想定してみましょう。
- 年利 1.5%:約 907万円
- 年利 4.5%:約 1,494万円
約 600万円の差となります。
もちろん将来の事なんて分からないわけですが、世界恐慌やリーマンショックといった大暴落を加味したとしても、世界は平均で年利 5% 程度で経済成長しています。
一時的にはマイナスになるような事があっても長期で見れば損する可能性は限りなく低くなるわけです。
総括
それぞれの違いは、様々なサイトで解説されていますので細かい部分は省きますが、国民年金基金も掛金全額控除という強力な節税効果を得られます。また、終身型であれば一生年金を受け取れるという安心感があります。
ただ、自分の場合はそれでも高い金利を狙える確定拠出年金を主軸にする事にしました。
現時点では 60歳までしか掛けられませんが、年齢の引き上げも検討されているようで恐らく実現すると思われます。
運用期間が長くなればマイナス側へのリスクは減りますから良いニュースですね。