仕事は信頼されてナンボです。では、どのようにすれば信頼を勝ち取れるのでしょうか?
このページでは私が実際に経験した事を元に信頼について書いてみようと思います。
ちなみにイラストレーターとしての視点であり、他業種には当てはまらない可能性があります。
目次
フリーランスの仕事の評価ポイントは「納期」「商品」「連絡」の 3点
納期
納期を守れるかどうかです。当たり前の事ではあるのですが、納期を守る事は最も信頼に繋がります。
商品の質に拘るあまり納期を犠牲にする人もいますが、これは大きなマイナスポイントです。クライアントからすれば、必要なタイミングで品物があるかどうかが全てなのです。
納品物の質は作業時間に見合った物になっていれば良いのです。納期から作業にかけられる時間を算出し、その期間内で出来る事をやりきりましょう。
納期守るの当たり前じゃね? と思われるかと思いますが、イラストの仕事の場合どうしても質を求めてしまい予定していた時間を過ぎてしまうという人が多いのが現状です。しかし、それらを込みでスケジュールの管理が出来て一人前と言えるのです。
商品
納品物の出来映えですね。もちろん高いにこした事は無いのですが、毎回 100% を目指す必要はありません。
これは私個人的な感覚ですが、平常時は 70% 程度の質に抑えておいた方が何かと上手く行く事が多いです。
理由は時間に対する費用対効果。もう1つはクライアントから高い要望が出た時に対応出来るようにするためです。
クライアントは常に 100% を求めているわけではありません。10の要望があれば 10の物を。20の要望がある時は 20の物を出せば良いのです。とはいえ質にも拘りたいと考えてしまうのがクリエイターの性でもあります。ですので 10の求めに対して 11を納品する位が丁度良いかもしれません。
要はあの人に頼めば確実だと思われれば良いのです。
連絡
連絡事項に対してのレスポンスです。その時に連絡出来る事は後回しにせずすぐに連絡をするように心がけましょう。もしすぐに返答出来ない事であれば、その旨伝えるようにしましょう。
レスポンスの善し悪しは、クライアントに対しての心象に大きく影響します。連絡を滞らせクライアントに不安を感じさせないようにしましょう。
次の仕事に繋げるには、目の前の案件に全力になるしかない
仕事に対して真摯に取り組む。これが信頼と次の仕事に繋がります。
仕事は他人に評価されてナンボです。
営業をする必要はありません。仕事の結果が営業にも直結すると考えて下さい。
今は自分の作品を世の中に発表する場はいくらでもあります。どんどん自分の作品を世に出して生産力がある事をアピールしましょう。強いて言えば、それが間接的な営業に繋がります。
自分という情報は伝達する
信頼を得た人の情報は同業他社に伝達していきます。
幸い私も自分の知らない所で私という情報が広がり、複数の取引先を得られるようになりました。そして、そういう繋がりを大切にしていけばその業界では盤石の地位を得られるでしょう。
喧嘩別れは絶対にしない
仕事は人を相手にしなければいけない以上、どうしても合わない相手というのも存在します。そういう場合は素直にその仕事から撤退しましょう。
その際、絶対に喧嘩別れをしない事です。そういう情報は伝達しますので結果として自分の信頼を落としかねないのです。
そもそも仕事を降りる事自体が信頼を落とす行為とも言えるのですが、私の経験上他の上手く行っている仕事にも影響しますので、キズが大きくなる前に対処した方が良いと感じています。
まとめ
納期を守り、求められた物を納品し、コンスタントに連絡を取る。
フリーランスは自己管理能力が大切です。自発的に動けるかどうかです。
これらの事が出来る人はフリーランスに向いていると言えます。
信頼を得られるようになるまでは大変かと思いますが、一つ一つの積み重ねが大切です。