目次
税金は会費のような物
会費という表現は国税庁がよく使います。同好会とか町内会とか、人が集まって何かをやろうとすると費用がかかるので会費を徴収したりしますね。税金を納めるのもそれと同じ理由であるという説明です。
私たちの生活の基盤を支えるのに必要になってくるのが税金なわけです。
税金の役割
公共サービス
まず思い浮かべるのは公共サービスでしょう。[教育][医療][年金][福祉]といった生活に密着した物から[警察][消防]といった治安を守る物まで全て税金で賄われています。
所得の再分配
あまりピンと来ないかもしれませんが、税金には所得の格差を抑える役割があります。
公共サービスや社会保障制度は納税額に左右されず均一に提供されます。所得や資産の多い人に多くの税金を課す事により、結果的に所得や財産が少ない人に所得が分配されるシステムになっているわけです。
景気の調整
端的に言えば、国民の可処分所得をある程度コントロールするわけです。
例えば、所得税は累進税率のため所得が増えれば納税額も上がり景気も抑制されます。逆に減ると税率が下がりますから税率は下がり、結果的に可処分所得は割合として見た場合大きくなり景気を刺激する事になります。
政策の手段
最近ですと投資推進のため導入された NISA が有名でしょうか。120万円までの投資を上限に利益が非課税として優遇されるという制度です。
不動産の短期転売(土地転がし)など、好ましくないと判断されるような行為に関しは税率を上げる事もあります。
税金の種類
- 所得税
- 住民税
- 事業税
- 消費税
- 固定資産税
もちろん他にも多数の税があるわけですが、フリーランスが特に意識している税金と言えばこの5つではないでしょうか?
お金の知識は税金の知識でもある
「税金は一方的に取られる物」と感じている人も多いと思います。しかし私達の生活は税金によって成り立っている部分も多く、税金を理解する事は税金のマイナスイメージの緩和に繋がると思います。
「お金を理解する事は税金を理解する事でもあるんだな」
私がフリーランスになって改めてお金の勉強をした際強く感じた事です。
節税への第一歩
税金に対しての理解が深まれば、自然と税金対策が出来るようになります。逆言えば、税金に対しての知識に疎い人は、知らず知らずのうちに損をしてしまう可能性があるという事です。
知識はそのまま武器になります。
あ、でも悪知恵働かせて[脱税]してはダメですよ。それは犯罪ですからね。