クレジットカードは若い頃に 1枚は作っておくと良い

クレジットカードを持っていた方が良いと思う理由として「有用性」がありますが、それ以外にも「信用情報の構築」と「今後のキャッシュレス化」が上げられます。

今まで長い事カードを使ってきて、思った事や気が付いた事を書き留めてみようと思います。

若い人は意外とカードが作りやすい

各カード会社は、学生向けのクレジットカードを用意している所もあります。若い頃から顧客を取り込みたいという思惑が見え隠れするものの、カード会社は学生へのカード発行に対して積極的である事が伺えます。

クレジットヒストリーが若い頃から構築出来る

クレジットヒストリーとは、それまでクレジットカードを使ってきた利用履歴のような物です。上記した CIC や JICC といった信用情報機関に記録されている情報がクレジットヒストリーになります。

記録内容は、契約会社をはじめ、契約年月日、過去24ヶ月の支払い状況や、直近の決済額になります。

このクレジットヒストリーがしっかり構築されている人は、お金に対しての信用度があるとみなされます。

住宅ローンなど、各種ローンの審査に有利になる

クレジットヒストリーは、各カード会社をはじめ、スマホの割賦販売、住宅ローンといった各種ローンの審査にも大変大きく影響を与える物です。

たいしてカードを使わない人でも、少額でも良いので決済を続けていれば、それが信用に繋がります。

歳を取ると最初の 1枚が作りにくくなる事がある

意外に思われるかもしれませんが、それまで各種ローンやスマホなどの割賦購入すらした事が無い人は、年齢が高くなるほど最初の1枚が作りにくくなる傾向があります。

クレジットカードは CIC や JICC といった信用情報機関を参考に「この人は信頼出来る人だろうか?」とクレジットカード会社が判断します。

しかし、30代以上で信用情報が全く無い人というのは、カード会社から見れば「以前に金融事故を起こしたのではないか?」と疑われる可能性があると言われています。

現金主義だったのか、金融事故を起こした人なのか、見分けが付かない

金融事故の記録は CICで5年、JICCで10年記録されます。金融事故を起こすとカードやローンが通らなくなり新しい情報は記録されなくなるので、結果としてある程度年齢が行った所で「信用情報が無くなる」わけです。

問題なのは、信用情報の見た目が「今まで現金主義だった人」なのか「過去に金融事故を起こした人なのか」見分けが付かない事です。

これらの情報は自分がカードについて色々と調べていた時によく目にした物で、真実は分かりません。ただ、実際にそういう状況の人が審査に通りにくいという実体験も見聞きするので、ある程度信憑性はある物だと思います。

今後ゆっくりとキャッシュレス化が進む

経済産業省が「キャッシュレス化」の意向を示しているように、今後日本でもゆるやかにキャッシュレス化が進む物と思われます。

クレジットカード必須のサービスが存在する

最近ではクレジットカードでしか支払えないサービスというのが出てきています。自分の場合はグラフィック系のソフトウエアの購入、動画配信サービス、海外通販などがそれに当たります。

今後、クレジットカードを始めとした電子マネー、電子通貨のみの支払いしか受け付けないサービスが多く出てきてもおかしくありません。そういう事を考慮すると、普段使う使わないは別にして、1枚は確保しておくのが理想です。

1枚だけ持つならプロパーカードがオススメ

いざカードを作ろうにも、日本国内だけでも数多のカードが存在します。全く知識が無い人が選ぼうにも基準が無いと判断のしようが無いかもしれません。

そこでオススメなのが各カード会社が直接発行しているプロパーカードです。

  • JCB OS
  • アメックス
  • ダイナース

明確なプロパーカードは上記 3種類です。VISA や master card は自社発行をしていないので厳密にはプロパーカードは無いと言えます。

VISA や master card でプロパーカードに相当するカードが欲しい場合は、各カード会社が単独で発行しているカードが候補になると思います。例えば VISA では三井住友が日本で最初に発行されたカードという事で知名度が高いですね。

メリットは、そのカード会社が無くならない限りはまず無くならない事です。「え? カードって無くなる事あるの??」と思われるかもしれませんが、実はプロパーカード以外のカードはサービス終了する事が往々にしてあるのです。実際自分も最初は提携カードだったのですがサービス終了してしまいました。

提携カードについて

一言で言ってしまえば提携先でお得に使えるカードという事になります。

提携カードは、カード会社が発行しているカードに提携先のサービスを付加して発行しているクレジットカードです。ですので、提携先の決済に使う場合はお得になるケースが多いです。

たとえば、車に良く乗るならガソリンが安くなるカード、行き付けのスーパーがお得に使えるカード、飛行機によく乗るならマイルが貯まるカード、といった具合です。

しかし、提携カードは割と短いスパンで付帯サービスの変更が行われたり、カード自体のサービスが終了してしまうケースが多いので、カードを複数使い分ける事を前提としたカードと考えるのが良いでしょう。

ちなみに私は交通系のカードを毎日便利に利用しています。

まとめ

クレジットカードは支払いに便利なツールです。

また、今後進むと思われる「キャッシュレス化への対応」や「信用情報の構築」といった恩恵も得られます。

個人的には、クレジットカードよりもむしろ電子マネーがさらに台頭してくると予想していますが、クレジットカードと電子マネーはお互いに補完しあう関係となると思います。

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